同一ドメイン配下のWordPress 3サイトを調査し、各サイトでテーマのfunctions.phpに不正な改ざんを確認しました。改ざん箇所を修正し、2サイトではWordPress本体を6.4.5から6.6.1へ更新。利用中のテーマ・プラグインについても必要な更新を実施し、3サイトとも不正インデックスの登録は確認されませんでした。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 3サイト |
| 対応時期 | 2024年8月27日~28日 |
| 主な確認内容 | 各サイトのテーマ内functions.phpの不正改ざん |
| WordPress本体 | 2サイトで6.4.5から6.6.1へ更新 |
| プラグイン・テーマ | サイト構成に応じて利用中のものを更新 |
| 脆弱性情報 | 4プラグインについてJVNDBの脆弱性情報を確認 |
| 不正インデックス | 3サイトともなし |
調査で確認された内容
3サイトを調査したところ、それぞれ異なるテーマのfunctions.phpに不正な改ざんが確認されました。対象ファイルを確認したうえで、不正な記述を修正しています。
あわせてWordPress本体、利用中のプラグイン、テーマのバージョンを確認し、必要な更新を実施しました。また、TablePressなど4プラグインに関する既知の脆弱性情報が確認されており、更新状況やWordPressとの互換性についても確認しました。
不正インデックスについては、3サイトとも登録は確認されませんでした。
サイトごとの調査・対応内容
サイト1
2つのテーマのfunctions.phpで不正な改ざんを確認し、該当箇所を修正しました。
WordPress本体と利用中テーマの更新を実施しています。不正インデックスの登録は確認されませんでした。
サイト2
使用テーマのfunctions.phpで不正な改ざんを確認し、該当箇所を修正しました。
WordPress本体を更新し、サイト構成に応じた保守対応を実施しています。不正インデックスの登録は確認されませんでした。
サイト3
使用テーマのfunctions.phpで不正な改ざんを確認し、該当箇所を修正しました。
WordPress本体の状態を確認するとともに、複数の利用中プラグインを更新しています。不正インデックスの登録は確認されませんでした。
確認された不正ファイル
各サイトで不正な改ざんが確認されたのは、テーマ内のfunctions.phpです。
| 対象サイト | 確認されたファイル | 対応 |
|---|---|---|
| サイト1 | テーマ「Seven customs」のfunctions.php | 不正な改ざん箇所を修正 |
| サイト1 | テーマ「diver」のfunctions.php | 不正な改ざん箇所を修正 |
| サイト2 | テーマ「LPtemp_Colorful」のfunctions.php | 不正な改ざん箇所を修正 |
| サイト3 | テーマ「Smart Theme v3」のfunctions.php | 不正な改ざん箇所を修正 |
確認された脆弱性
調査時には、次の4プラグインについてJVNDBに登録された脆弱性情報を確認しました。
| プラグイン | 確認された脆弱性情報 |
|---|---|
| TablePress | JVNDB-2024-004542 |
| Shortcodes Ultimate | JVNDB-2024-003335 |
| Enable Media Replace | JVNDB-2023-027078 |
| PixelYourSite | JVNDB-2024-004759 |
そのほか、更新状況や最新のWordPressとの互換性の面でセキュリティリスクがあるプラグインについても確認しています。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- テーマ内functions.phpの不正改ざん箇所の修正
- WordPress本体の更新
- 利用中プラグインの更新
- 利用中テーマの更新
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- 未使用テーマの削除
- 不正インデックス登録の確認
WordPress・プラグイン・テーマの更新内容
サイト1
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 6.4.5 | 6.6.1 |
| diver | 6.0.60 | 6.0.81 |
サイト2
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 6.4.5 | 6.6.1 |
サイト3
WordPress本体は6.6.1で確認され、以下のプラグインを更新しました。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| OptimizeBuilder | 1.1.68 | 1.1.82 |
| OptimizeCheckouts | 1.2.23 | 1.2.26 |
| OptimizeFunnels | 2.1.24 | 2.1.26 |
| OptimizeMentor | 1.0.19 | 1.0.21 |
| OptimizePress Dashboard | 1.0.101 | 1.1.4 |
不正インデックスへの対応
3サイトとも、不正インデックスの登録は確認されませんでした。
対応結果
3サイトそれぞれで確認されたテーマのfunctions.phpの不正改ざん箇所を修正しました。あわせて、WordPress本体や利用中のテーマ・プラグインについて、サイトごとの構成に応じた更新を実施しています。
また、既知の脆弱性情報や各プラグインの更新状況を確認し、WordPress環境のセキュリティ面を含めた保守対応を行いました。
再発防止について
WordPressのマルウェア感染やサイト改ざんへの対策では、WordPress本体・テーマ・プラグインを継続的に更新し、既知の脆弱性を放置しないことが重要です。
あわせて、定期的なバックアップやマルウェア検査を実施し、不審なファイル変更や脆弱性情報を早期に確認できる状態を維持することが、再発リスクの低減につながります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、サイト改ざんの調査・復旧、不正ファイルの除去、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応、復旧後のWordPress・プラグイン・テーマの更新などに対応しています。
WordPressサイトで不審なファイル変更や改ざんが確認された場合は、感染箇所だけでなく、WordPress環境全体の状態を確認したうえで必要な復旧・セキュリティ対応を行います。
