WordPressで構築された3サイトを対象にマルウェア調査・駆除を実施しました。各サイトで複数の不正ファイルと不正インデックスを確認し削除。サイト構成に応じてプラグインやテーマの更新、脆弱性・互換性リスクの確認も行いました。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 3サイト |
| 対応時期 | 2024年10月4日~8日 |
| WordPress | 3サイトとも6.6.2、バージョン変更なし |
| 不正ファイル | 3サイトで確認・削除 |
| 不正インデックス | 3サイトで確認し、10月4日~8日に削除 |
| プラグイン・テーマ更新 | サイトB・サイトCで実施 |
| セキュリティ確認 | 脆弱性情報やプラグインの更新・互換性リスクを確認 |
調査で確認された内容
3サイトすべてで、WordPress内に複数の不正ファイルが確認されました。index.phpやcache.phpのほか、画像・動画などの拡張子を使用した不審なファイルも含まれており、確認した不正ファイルを削除しました。
また、3サイトすべてで不正インデックスの登録を確認しました。サイトごとにプラグインやテーマの構成を確認し、更新が必要な対象についてアップデートを実施しています。
サイトごとの調査・対応内容
サイトA
複数の不正ファイルと不正インデックスを確認し、削除を実施しました。
WordPress本体、利用中プラグイン、テーマについてはバージョン変更を必要としない状態でした。
サイトB
複数の不正ファイルと不正インデックスを確認しました。WooCommerceを利用する構成で、複数の利用中プラグインとテーマの更新を実施しています。
サイトC
複数の不正ファイルと不正インデックスを確認しました。利用中プラグインとテーマの更新に加え、テーマ構成の整理を実施しています。
あわせて、最新WordPressとの互換性や更新状況の面からセキュリティリスクがあるプラグインについても確認しました。
確認された不正ファイル
サイトごとに以下の不正ファイルを確認し、削除しました。
| サイト | 確認・削除した不正ファイル |
|---|---|
| サイトA | l1_ZGVmYXVsdF9wYWdlLnBuZw1696570122.png、toggige-arrow.jpg、robots.txt、index.php、cache.php、QAgNeMIEapm.jpc、bENYaqZnQtU.png |
| サイトB | .htaccess、93b7c6311ce0a0fffed6977ea2c3abce.jpg、455dd5ef0f781bd2c4f782635d12bdb8.jpg、toggige-arrow.jpg、cache.php、index.php、YsWkpQUyqFuHfhP.m3u、userfuns.php、EMvxmnAsKypZkXYNb.jp2 |
| サイトC | .htaccess、userfuns.php、cache.php、index.php、VQKl.fla、jsRueWIZNVzbQAtvC.mpg、KsnamBYpLThejFk.mpg |
確認された脆弱性
調査時には、以下のプラグインについて脆弱性情報を確認しました。表中のバージョンは各サイトで調査時に確認したバージョンです。
| プラグイン | 確認サイト | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|---|
| Checkout Field Editor for WooCommerce | サイトB | 2.0.2 | JVNDB-2022-025308 |
| WooCommerce GSheetConnector | サイトB | 1.3.15 | JVNDB-2023-026849 |
| GTranslate | サイトC | 3.0.7 | JVNDB-2023-027073 |
サイトCでは、更新状況と最新WordPressとの互換性に関するリスクについても確認しました。
| プラグイン | 最終更新 | 確認された内容 |
|---|---|---|
| WooCommerce GSheetConnector | 2か月前 | 最新WordPressとの互換性や更新状況に関するセキュリティリスクを確認 |
| PDF Embedder | 4か月前 | 最新WordPressとの互換性や更新状況に関するセキュリティリスクを確認 |
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- 3サイトの不正改ざん検査
- 確認された不正ファイルの削除
- 不正インデックスの削除
- WordPress本体のバージョン確認
- 利用中プラグインの更新
- テーマの更新
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- 未使用テーマの整理
- プラグインの脆弱性・互換性リスクの確認
WordPress・プラグイン・テーマの更新内容
WordPress本体は3サイトとも作業前・作業後ともに6.6.2で、バージョン変更はありませんでした。
サイトA
利用中プラグインにバージョン変更はなく、テーマについてもSOLARIS 2.8.1のまま変更していません。
サイトB
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| Checkout Field Editor for WooCommerce | 2.0.2 | 2.0.4 |
| Classic Editor | 1.6.3 | 1.6.5 |
| EWWW Image Optimizer | 7.7.0 | 7.9.0 |
| WooCommerce | 9.0.0 | 9.3.3 |
| WooCommerce GSheetConnector | 1.3.15 | 1.3.16 |
| WooCommerce のポイントと報酬 | 2.3.2 | 2.5.0 |
| Ankle | 1.4.1 | 1.4.6 |
サイトC
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| BackWPup | 4.1.4 | 4.1.5 |
| SOLARIS | 2.4 | 2.8.1 |
| Twenty Twenty-Four | 1 | 1.2(更新後に削除) |
| Twenty Twenty-One | 1.8 | 2.3(更新後に削除) |
| Twenty Twenty-Three | 1.1 | 1.5(更新後に削除) |
| Twenty Twenty-Two | 1.4 | 1.8(更新後に削除) |
不正インデックスへの対応
3サイトすべてで不正インデックスの登録を確認しました。10月4日から8日にかけて対応を行い、確認された不正インデックスを削除しました。
対応結果
3サイトで確認された不正ファイルと不正インデックスを削除し、サイトごとに必要なプラグイン・テーマの更新を実施しました。
あわせて、脆弱性情報やWordPressとの互換性、更新状況について確認し、今後の運用上注意が必要な対象を整理しました。
再発防止について
WordPressサイトのセキュリティを維持するには、WordPress本体・利用中プラグイン・テーマを適切に更新し、公開されている脆弱性情報にも継続的に対応することが重要です。
定期的なバックアップとマルウェア検査を行い、更新が長期間停止しているプラグインや最新WordPressとの互換性に問題がある構成についても定期的に確認する必要があります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、サイト改ざんからの復旧、不正ファイルの除去、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応、復旧後のセキュリティ対策まで対応しています。
WordPressサイトで不審なファイルや検索結果への不正ページ登録などが確認された場合は、サイトごとの状況を調査したうえで必要な駆除・復旧作業を行います。
