WordPress 6.7.1で運用されていた1サイトを調査し、index.php・.htaccess・edit.phpの不正改ざんを確認しました。不正ファイルの削除・修正に加え、プラグインとテーマの更新、不正インデックスの削除申請などを実施したWordPressマルウェア駆除事例です。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 1サイト |
| 対応時期 | 2025年1月9日 |
| WordPress | 6.7.1 |
| 不正ファイル | index.php、.htaccess、edit.php |
| 脆弱性情報 | Unlimited Elements for Elementor/JVNDB-2024-004313 |
| 不正インデックス | あり。削除申請を実施 |
| 主な更新 | Elementor Pro、Astra |
調査で確認された内容
対象のWordPressサイトを調査したところ、複数のファイルに不正改ざんが確認されました。また、不正インデックスの登録も確認されたため、ファイルの削除・修正とあわせて検索エンジンへの削除申請を実施しました。
セキュリティ面では、Unlimited Elements for Elementorに関する脆弱性情報を確認しています。JVNDB-2024-004313では、1.5.113未満のバージョンに情報を改ざんされる脆弱性が示されています。調査時のバージョンは1.5.135でした。
確認された不正ファイル
| ファイル名 | 対応 |
|---|---|
| index.php | 不正改ざんを確認し、修正 |
| .htaccess | 不正改ざんを確認し、修正 |
| edit.php | 不正改ざんを確認し、削除 |
確認された脆弱性
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| Unlimited Elements for Elementor | 1.5.135 | JVNDB-2024-004313。1.5.113未満で情報を改ざんされる脆弱性 |
| MapPress Google Maps and Leaflet Maps | 2.94.6 | 最新WordPressとの互換性がなく、脆弱性を突かれるリスクがある状態を確認 |
| OptinMonster | 2.16.13 | 最新WordPressとの互換性がなく、脆弱性を突かれるリスクがある状態を確認 |
WordPressのセキュリティ対策では、既知の脆弱性だけでなく、使用中のWordPressとの互換性やプラグインの更新状況も継続して確認することが重要です。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- WordPress内の不正改ざん検査
- 不正ファイルの削除・修正
- プラグインの更新
- テーマの更新
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- 不要テーマの削除
- 不正インデックスの削除申請
- プラグインの脆弱性・互換性リスクの確認
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
WordPress本体は6.7.1で、バージョン変更は実施していません。
実際に更新したプラグインとテーマは以下のとおりです。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| Elementor Pro | 3.26.2 | 3.26.3 |
| Astra | 4.8.8 | 4.8.10 |
不正インデックスへの対応
対象サイトでは、不正インデックスの登録が確認されました。
不正ファイルの削除・修正とあわせて、1月9日から不正インデックスの削除申請を実施しました。
対応結果
対象サイトの不正改ざん箇所を調査し、不正ファイルの削除・修正を実施しました。あわせて、必要なプラグイン・テーマの更新やサイト構成の整理を行っています。
検索エンジンに登録されていた不正インデックスについても、削除申請まで対応しました。
再発防止について
WordPressのマルウェア感染リスクを抑えるには、WordPress本体・プラグイン・テーマを適切に更新し、既知の脆弱性や互換性情報を定期的に確認することが重要です。
また、定期的なバックアップとマルウェア検査を実施しておくことで、不正改ざんが発生した際の早期発見や復旧にもつながります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除やサイト改ざんの復旧、不正ファイルの調査・削除、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応、復旧後のセキュリティ対策まで対応しています。
WordPressサイトで不審なファイルや検索結果の異常などが確認された場合は、現在の状態を調査したうえで必要な復旧作業を進めます。
