2つのWordPressサイトでテーマのfunctions.phpやwp-config.phpの不正改ざんを確認し、該当箇所の修正とテーマ・プラグインの更新を実施しました。調査ではLiteSpeed CacheとOrbit Fox Companionに関する既知の脆弱性情報も確認。両サイトとも不正インデックスの登録はありませんでした。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 2サイト |
| 対応時期 | 2025年5月8日 |
| WordPress | 両サイトとも6.8.1、変更なし |
| 不正改ざん | 複数テーマのfunctions.php、wp-config.php |
| 確認した脆弱性情報 | LiteSpeed Cache、Orbit Fox Companion |
| 主な対応 | 不正改ざん箇所の修正、プラグイン・テーマの更新 |
| 不正インデックス | 両サイトとも登録なし |
調査で確認された内容
2つのWordPressサイトを調査したところ、複数テーマのfunctions.phpが不正改ざんの対象となっていました。もう一方のサイトでは、テーマファイルに加えてwp-config.phpも対応対象となっています。
あわせて、LiteSpeed CacheとOrbit Fox Companionについて既知の脆弱性情報を確認しました。WordPress本体はいずれも6.8.1で、変更は実施していません。
サイトごとの調査・対応内容
サイトA
Hestia、Twenty Twenty-Four、Inspiroの各テーマにあるfunctions.phpが、不正改ざん検査で対応対象となりました。
不正改ざん箇所への対応後、Hestia、Twenty Twenty-Five、Twenty Twenty-Fourのテーマを更新しました。不正インデックスの登録は確認されていません。
サイトB
wp-config.phpに加え、BusinessPress、Inspiro、Twenty Twenty-Fourのfunctions.phpが対応対象となりました。
不正改ざん箇所への対応とあわせて、プラグインおよびテーマの更新を実施しました。こちらのサイトでも不正インデックスの登録は確認されていません。
確認された不正ファイル
不正改ざん検査では、以下のファイルが削除または修正の対象となりました。
| サイト | 確認された対象 |
|---|---|
| サイトA | /wp-content/themes/hestia/functions.php |
| サイトA | /wp-content/themes/twentytwentyfour/functions.php |
| サイトA | /wp-content/themes/inspiro/functions.php |
| サイトB | wp-config.php |
| サイトB | /wp-content/themes/businesspress/functions.php |
| サイトB | /wp-content/themes/inspiro/functions.php |
| サイトB | /wp-content/themes/twentytwentyfour/functions.php |
確認された脆弱性
調査時には、LiteSpeed CacheとOrbit Fox Companionに関する既知の脆弱性情報を確認しました。
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| LiteSpeed Cache | 7.1 | JVNDB-2024-020704。バージョン6.5の場合、情報取得および情報改ざんの可能性がある脆弱性情報 |
| Orbit Fox Companion | 2.10.46 | JVNDB-2024-017277。2.10.31未満のバージョンで、情報取得および情報改ざんの可能性がある脆弱性情報 |
調査時点で導入されていたバージョンと、脆弱性情報で示されている対象バージョンは異なります。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- WordPress内の不正改ざん検査
- 改ざん対象となったファイルへの対応
- WordPress本体のバージョン確認
- プラグインの更新
- テーマの更新
- 不正インデックス登録の確認
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
両サイトともWordPress本体は6.8.1で、変更は実施していません。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| サイトA:Hestia | 3.1.0 | 3.2.9 |
| サイトA:Twenty Twenty-Five | 1 | 1.2 |
| サイトA:Twenty Twenty-Four | 1 | 1.3 |
| サイトB:Contact Form 7 | 5.9.3 | 6.0.6 |
| サイトB:WP Mail SMTP | 4.0.1 | 4.4.0 |
| サイトB:Twenty Twenty-Five | 1 | 1.2 |
| サイトB:Twenty Twenty-Four | 1 | 1.3 |
不正インデックスへの対応
2サイトとも不正インデックスの登録は確認されませんでした。調査時に登録状況を確認し、追加の削除対応は実施していません。
対応結果
複数のテーマファイルやWordPress設定ファイルに対する不正改ざん箇所へ対応し、必要なプラグイン・テーマの更新を実施しました。
あわせてWordPress本体の状態、既知の脆弱性情報、不正インデックスの登録状況を確認し、調査時点で必要となる復旧作業を行いました。
再発防止について
WordPressのマルウェア対策では、本体・プラグイン・テーマを継続的に更新し、既知の脆弱性が公開された場合に速やかに対応できる状態を保つことが重要です。
定期的なバックアップとマルウェア検査も行い、functions.phpやwp-config.phpなど重要なファイルに意図しない変更がないか確認することで、異常の早期発見につながります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、不正ファイルや改ざんファイルの調査・修正、脆弱性の確認、プラグイン・テーマの更新、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応などを行っています。
WordPressサイトで不審なファイルや改ざんが見つかった場合は、現在の状態を確認したうえで必要な駆除・復旧作業をご案内します。
