WordPressサイトを調査したところ、WPForms Lite 1.9.2.1で脆弱性情報に該当するバージョンが使用されており、複数の不正ファイルも確認されました。不正ファイルの削除・修正、プラグインとテーマの更新を行い、登録されていた不正インデックスについても削除申請を実施しています。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 1サイト |
| 対応時期 | 2025年8月7日~8月8日 |
| WordPress | 6.8.2 |
| 主な不正ファイル | wp-confiq.php、wp-crom.php、mode.php、file.php、files.phpなど |
| 確認された脆弱性 | WPForms Lite 1.9.2.1/CVE-2024-11205 |
| 不正インデックス | あり |
| 主な対応 | 不正ファイルの削除・修正、プラグイン更新、テーマ更新、不正インデックス削除申請 |
調査で確認された内容
サイト内の不正改ざん検査を行ったところ、WordPress関連ファイルに似た名称を含む複数の不正ファイルが確認されました。また、.htaccessについては1,625ファイルが削除または修正の対象となっています。
プラグインではWPForms Lite 1.9.2.1が使用されており、CVE-2024-11205に該当する脆弱性情報が確認されました。あわせて、WordPress環境で使用されているプラグインおよびテーマの更新を実施しています。
確認された不正ファイル
調査では、以下のファイルを削除または修正の対象として確認しました。
| ファイル名 | 確認内容 |
|---|---|
.htaccess | 1,625ファイル |
wp-blog-header.php | 不正ファイルとして対応 |
wp-cron.php | 不正ファイルとして対応 |
mode.php | 不正ファイルとして対応 |
file.php | 不正ファイルとして対応 |
files.php | 不正ファイルとして対応 |
index.php | 不正ファイルとして対応 |
wp-confiq.php | 不正ファイルとして対応 |
wp-crom.php | 不正ファイルとして対応 |
wp-confiq.phpやwp-crom.phpのように、WordPress標準ファイルに似た名称のファイルも含まれていました。
確認された脆弱性
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| WPForms Lite | 1.9.2.1 | CVE-2024-11205。1.8.4~1.9.2.1が影響範囲として確認された脆弱性 |
調査時のWPForms Liteは1.9.2.1で、確認された脆弱性の対象バージョンに含まれていました。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- 不正ファイルの調査
- 確認された不正ファイルの削除・修正
- 脆弱性が確認されたプラグインへの対応
- WordPressプラグインのアップデート
- WordPressテーマのアップデート
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- 不正インデックスの確認と削除申請
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
WordPress本体は6.8.2で、バージョン変更は実施していません。
主な更新内容は以下のとおりです。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| Advanced Google reCAPTCHA | 1.29 | 1.31 |
| Akismet Anti-spam: Spam Protection | 5.3.7 | 5.5 |
| Contact Form 7 | 6.0.4 | 6.1.1 |
| Contact Form CFDB7 | 1.2.10 | 1.3.2 |
| Feeds for TikTok | 1.1.0 | 1.1.1 |
| Redirection for Contact Form 7 | 3.1.9 | 3.2.4 |
| Social Feed Gallery | 4.5.9 | 4.8.8 |
| VK All in One Expansion Unit | 9.103.1.1 | 9.110.1.1 |
| VK Blocks | 1.96.2.1 | 1.108.0.1 |
| WPForms Lite | 1.9.2.1 | 1.9.7.1 |
| Lightning | 15.27.1 | 15.30.0 |
脆弱性が確認されたWPForms Liteを含め、継続して使用するプラグインとテーマについてバージョン更新を行いました。
不正インデックスへの対応
サイトでは不正インデックスの登録が確認されました。
8月8日に対象となる不正インデックスを確認し、すべての削除申請を完了しています。
対応結果
不正改ざん検査で確認されたファイルへの削除・修正を行い、脆弱性が確認されたプラグインを含むWordPress環境の更新を実施しました。
あわせて、検索エンジンに登録されていた不正インデックスについても削除申請まで対応しています。
再発防止について
WordPressでは、本体だけでなくプラグインやテーマも継続的に更新し、既知の脆弱性を残さないことが重要です。
定期的なバックアップに加え、不審なファイルの有無やファイル改ざんを確認できる体制を整え、脆弱性情報が公開されたプラグインは速やかに更新することが再発防止につながります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除やサイト改ざんの復旧、不正ファイルの調査・削除、脆弱性への対応を行っています。
不正リダイレクトや不正インデックスが発生しているケース、復旧後のWordPress・プラグイン・テーマのセキュリティ対策についても、サイトの状況を確認したうえで対応しています。
