WordPressサイトの調査で、複数の不正改ざんファイルと不正インデックスを確認した事例です。OptinMonsterとLink Libraryについて旧バージョンを対象とする脆弱性情報を確認し、不正ファイルの削除・修正、WordPress本体・プラグイン・テーマの更新、不正インデックスの削除申請を実施しました。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 1サイト |
| 対応時期 | 2025年11月26日~28日 |
| WordPress | 6.8.2から6.8.3へ更新 |
| 不正改ざん | 複数のPHPファイルなどを削除・修正 |
| 脆弱性情報 | Link Library、OptinMonsterを確認 |
| プラグイン対応 | 必要なプラグインの更新を実施 |
| テーマ対応 | diverを更新 |
| 不正インデックス | あり。削除申請を実施 |
調査で確認された内容
不正改ざん検査では、WordPressの構成ファイルを含む複数のファイルについて、削除または修正が必要な状態を確認しました。postnews.php、cloud.php、wp-good.php、QVfqCDSSy.phpなども対象となっています。
プラグインについては、Link LibraryとOptinMonsterに関連する脆弱性情報を確認しました。また、不正インデックスの登録も確認されたため、マルウェア駆除・更新作業とあわせて削除申請を行いました。
確認された不正ファイル
不正改ざん検査で、以下のファイルを削除または修正しました。
| 削除または修正したファイル |
|---|
.htaccess |
admin.php |
index.php |
postnews.php |
wp-blog-header.php |
wp-cron.php |
wp-extends.php |
wp-login.php |
cloud.php |
wp-good.php |
QVfqCDSSy.php |
WordPress標準で使用される名称のファイルも含まれているため、ファイル名だけで判断せず、不正改ざんの有無を確認したうえで対応しています。
確認された脆弱性
調査では、Link LibraryとOptinMonsterについて、旧バージョンを対象とする脆弱性情報を確認しました。
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| Link Library | 7.8.4 | JVNDB-2025-004214。7.8.1未満で情報取得・情報改ざんにつながる脆弱性情報 |
| OptinMonster | 2.16.20 | JVNDB-2024-026238。2.16.2未満で情報取得・情報改ざんにつながる脆弱性情報 |
調査時のLink Libraryは7.8.4、OptinMonsterは2.16.20で、上記の影響対象として示されているバージョンより新しい状態でした。OptinMonsterについては、その後2.16.22へ更新しています。
また、Classic Widgets 0.3は最終更新から1年が経過しており、最新WordPressとの互換性や脆弱性リスクの観点から、削除または別プラグインへの変更を検討する対象として確認しました。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- 不正改ざんファイルの検査と削除・修正
- WordPress本体のアップデート
- プラグインのアップデート
- テーマのアップデート
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- プラグインの脆弱性情報と更新状況の確認
- 不正インデックスの削除申請
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
実際にバージョンを変更したWordPress本体、プラグイン、テーマは以下のとおりです。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| WordPress本体 | 6.8.2 | 6.8.3 |
| Akismet Anti-spam: Spam Protection | 5.3.3 | 5.6 |
| Google Analytics for WordPress by MonsterInsights | 9.7.0 | 9.10.0 |
| OptinMonster | 2.16.20 | 2.16.22 |
| diver | 4.9.69 | 6.1.11 |
WordPress本体、プラグインだけでなく、使用中のテーマについても更新を実施しました。
不正インデックスへの対応
調査時には不正インデックスの登録が確認されました。
不正ファイルへの対応やWordPress環境の更新とあわせて、不正インデックスに対する削除申請を実施し、11月27日から28日にかけて申請作業を完了しました。
対応結果
不正改ざん検査で確認されたファイルへの削除・修正を行い、WordPress本体、必要なプラグイン、テーマの更新を実施しました。
あわせて、プラグインの脆弱性情報や更新状況を確認し、不正インデックスについても削除申請まで対応しました。
再発防止について
WordPressのマルウェア対策では、本体・プラグイン・テーマを継続的に更新し、公開される脆弱性情報を確認することが重要です。
定期的なバックアップやマルウェア検査も行い、更新が長期間停止しているプラグインについては、継続利用の必要性や代替プラグインへの変更を確認しておくことをおすすめします。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、不正ファイルやサイト改ざんの調査・復旧、不正リダイレクト、不正インデックスへの対応、WordPress・プラグイン・テーマの更新や復旧後のセキュリティ対策に対応しています。
不審なPHPファイルが見つかった場合や、検索結果に意図しないページが登録されている場合など、WordPressのマルウェア感染・改ざんでお困りの場合はご相談ください。
