4つのWordPressサイトを対象に不正改ざん検査を行い、3サイトで複数の不正ファイルを確認しました。2サイトでは不正インデックスへの対応も実施し、あわせてプラグインやテーマの更新、既知の脆弱性情報の確認を行ったマルウェア駆除・復旧事例です。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 4サイト |
| 対応時期 | 2025年10月15日~16日 |
| WordPress | 4サイトとも6.8.3。変更なし |
| 不正ファイル | 3サイトで確認 |
| 不正インデックス | 2サイトで確認し、除外対応・削除申請を実施 |
| 確認された脆弱性 | Contact Form 7 5.7.7(JVNDB-2025-008231) |
| プラグイン・テーマ対応 | 複数のプラグインと2サイトのテーマを更新 |
調査で確認された内容
4つのWordPressサイトを調査した結果、3サイトで不正ファイルが確認されました。また、2サイトでは不正インデックスの登録が確認され、それぞれインデックス除外対応と削除申請を実施しています。
WordPress本体はいずれも6.8.3でした。サイト1配下の別WordPress環境では、Contact Form 7 5.7.7で既知の脆弱性情報も確認されました。
サイトごとの調査・対応内容
サイト1
不正ファイルを確認し、削除または修正を実施しました。不正インデックスについては、「?」付きURLを対象としたインデックス除外対応を行っています。
あわせて、複数のプラグインを更新しました。
サイト2
複数の不正ファイルを確認し、削除または修正を実施しました。不正インデックスも確認され、削除申請を行っています。
WordPress本体の状態を確認したうえで、複数のプラグインを更新しました。
サイト3
WordPress本体を確認し、テーマの更新を実施しました。不正インデックスの登録は確認されていません。
サイト4
不正ファイルを確認し、削除または修正を実施しました。プラグインとテーマの更新も行っています。
不正インデックスの登録は確認されていません。
確認された不正ファイル
| 対象サイト | 削除または修正した不正ファイル |
|---|---|
| サイト1 | amp.php、default.php、wp-functions.php |
| サイト2 | load.php、login.php、wp-logout.php、index.php、site.xml |
| サイト4 | login.php、site.xml |
確認された脆弱性
サイト1配下の別WordPress環境では、Contact Form 7 5.7.7が使用されており、既知の脆弱性情報が確認されました。
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| Contact Form 7 | 5.7.7 | JVNDB-2025-008231。6.0.6未満の場合、情報の取得や改ざんにつながる可能性があるとされる脆弱性 |
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- 4サイトの不正改ざん検査
- 確認された不正ファイルの削除または修正
- プラグインの更新
- 対象サイトのテーマ更新
- 不正インデックスの除外対応・削除申請
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
WordPress本体は4サイトとも6.8.3で、変更は実施していません。実際に更新したプラグインとテーマは以下のとおりです。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| サイト1:3D FlipBook : DearFlip ライト版 | 2.3.75 | 2.4.20 |
| サイト1:Advanced Custom Fields | 6.5.1 | 6.6.0 |
| サイト1:All-in-One WP Migration and Backup | 7.99 | 7.1 |
| サイト1:All-in-One WP Migration Unlimited Extension | 2.76 | 2.79 |
| サイト1:Site Kit by Google | 1.162.1 | 1.163.0 |
| サイト1:WP Super Cache | 3.0.1 | 3.0.2 |
| サイト2:All-in-One WP Migration and Backup | 7.97 | 7.1 |
| サイト2:EWWW Image Optimizer | 8.2.0 | 8.2.1 |
| サイト2:Font Awesome | 5.1.0 | 5.1.3 |
| サイト2:Image optimization service by Optimole | 4.0.3 | 4.1.0 |
| サイト2:Otter – Page Builder Blocks & Extensions for Gutenberg | 3.1.0 | 3.1.2 |
| サイト2:Simple Local Avatars | 2.8.4 | 2.8.5 |
| サイト2:WP Super Cache | 3.0.0 | 3.0.2 |
| サイト3:diver | 6.0.81 | 6.1.11 |
| サイト4:All-in-One WP Migration and Backup | 7.96 | 7.1 |
| サイト4:Custom Post Type UI | 1.17.3 | 1.18.0 |
| サイト4:EWWW Image Optimizer | 8.2.0 | 8.2.1 |
| サイト4:Jetpack | 14.8 | 15.1.1 |
| サイト4:Site Kit by Google | 1.157.0 | 1.163.0 |
| サイト4:WP Super Cache | 3.0.0 | 3.0.2 |
| サイト4:diver | 6.0.90 | 6.1.11 |
不正インデックスへの対応
| 対象サイト | 対応内容 | 作業時期 |
|---|---|---|
| サイト1 | 「?」付きURLのインデックス除外対応 | 10月15日~16日 |
| サイト2 | 不正インデックスの削除申請 | 10月15日 |
対応結果
4サイトの調査・復旧作業を行い、確認された不正ファイルへの削除・修正、不正インデックスへの対応、必要なプラグイン・テーマの更新を実施しました。
あわせて既知の脆弱性情報や各WordPress環境の更新状況を確認し、今後の運用で注意すべきセキュリティ上の項目を整理しました。
再発防止について
WordPressのマルウェア対策では、本体だけでなくプラグインやテーマを継続的に更新し、長期間更新されていないものについては利用継続の必要性を確認することが重要です。
定期的なバックアップとマルウェア検査に加え、検索結果に意図しないURLが登録されていないかを確認することで、改ざんや不正インデックスの早期発見につながります。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、不正ファイルやサイト改ざんの調査・復旧、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応、プラグイン・テーマの脆弱性確認などを行っています。
複数のWordPressサイトを同一環境で運用している場合を含め、確認された状況に応じて必要な調査と復旧作業を実施します。
