3つのWordPressサイトを対象に不正改ざん検査を実施し、av.php、wp-confiq.phpなどの不正・改ざん対象ファイルへの対応を行いました。全サイトで不正インデックスも確認され、削除申請を実施。サイトAではCrayon Syntax Highlighter 2.8.4の脆弱性情報も確認し、WordPress本体やプラグインの更新を行いました。
対応概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応サイト数 | 3サイト |
| 対応時期 | 2025年11月26日 |
| 不正改ざん検査 | 3サイトで実施 |
| 主な不正・改ざん対象 | av.php、wp-confiq.php、.htaccess など |
| 脆弱性 | サイトAでCrayon Syntax Highlighter 2.8.4を確認 |
| WordPress対応 | サイトAで本体更新、サイトB・Cは本体変更なし |
| プラグイン対応 | 各サイトで必要な更新を実施 |
| 不正インデックス | 3サイトすべてで確認、削除申請完了 |
調査で確認された内容
3サイトすべてで不正改ざん検査を行い、不正・改ざん対象となったファイルへの削除・修正対応を実施しました。また、3サイトとも不正インデックスが登録されている状態を確認しました。
サイトAではCrayon Syntax Highlighter 2.8.4が導入されていました。このバージョンは、情報の取得や改ざんにつながる脆弱性の対象として確認されています。
サイトごとの調査・対応内容
サイトA
不正改ざん検査と不正ファイルへの対応に加え、WordPress本体と複数のプラグインを更新しました。
また、Crayon Syntax Highlighterについて脆弱性情報を確認しています。
サイトB
不正改ざん検査と不正ファイルへの対応を実施しました。WordPress本体は変更せず、必要なプラグインの更新を行いました。
サイトC
不正改ざん検査と不正ファイルへの対応を実施しました。WordPress本体は変更せず、複数のプラグインを更新しました。
確認された不正ファイル
3サイトで共通して、以下のファイルが削除・修正対象として確認されました。
| 対象ファイル | 対象サイト |
|---|---|
| av.php | サイトA・B・C |
| wp-confiq.php | サイトA・B・C |
| .htaccess | サイトA・B・C |
このほか、不正改ざん検査で抽出されたファイルについても対応を行っています。
確認された脆弱性
| プラグイン | 調査時バージョン | 確認された内容 |
|---|---|---|
| Crayon Syntax Highlighter | 2.8.4 | JVNDB-2023-026886。2.8.4およびそれ以前で、情報の取得や改ざんにつながる脆弱性 |
サイトB・CではClassic Editor 1.6.7について、最終更新から12か月が経過しており、最新WordPressとの互換性や脆弱性リスクに関する注意が確認されました。サイト制作者と相談したうえで、削除または別プラグインへの変更を推奨しました。
実施したマルウェア駆除・復旧作業
- WordPressサイトの不正改ざん検査
- 不正・改ざん対象ファイルの削除・修正
- WordPress本体およびプラグインの更新
- 未使用・不要プラグインの整理・削除
- 脆弱性リスクがあるプラグインの確認
- 不正インデックスの削除申請
WordPress・プラグイン・テーマの確認・更新内容
実際に更新したWordPress本体とプラグインは以下のとおりです。
| 対象 | 作業前 | 作業後 |
|---|---|---|
| サイトA:WordPress本体 | 6.6.4 | 6.8.3 |
| サイトA:BackWPup | 5.5.2 | 5.6.0 |
| サイトA:Contact Form 7 | 6.0.6 | 6.1.3 |
| サイトA:Smart Slider 3 | 3.5.1.30 | 3.5.1.31 |
| サイトB:CloudSecure WP Security | 1.3.19 | 1.3.20 |
| サイトC:Akismet Anti-spam: Spam Protection | 5.5 | 5.6 |
| サイトC:CloudSecure WP Security | 1.3.18 | 1.3.20 |
| サイトC:Header Footer Code Manager | 1.1.42 | 1.1.43 |
| サイトC:WPCode Lite | 2.3.0 | 2.3.1 |
サイトB・CのWordPress本体は6.8.3で、変更は実施していません。
不正インデックスへの対応
3サイトすべてで不正インデックスの登録を確認しました。
2025年11月26日から12月2日にかけて削除申請を行い、3サイトとも申請作業を完了しています。
対応結果
3サイトに対して不正改ざん検査を行い、確認された不正・改ざん対象ファイルへの対応と、必要なWordPress・プラグインの更新を実施しました。
あわせて、全サイトで確認された不正インデックスについて削除申請を行い、脆弱性や更新状況を含めたセキュリティ上の確認も行いました。
再発防止について
WordPressのマルウェア対策では、本体やプラグインを継続的に更新し、更新が長期間停止しているプラグインや互換性に問題があるプラグインを定期的に見直すことが重要です。
あわせて、定期的なマルウェア検査、バックアップ、不正インデックスの確認などを行い、異常を早期に把握できる状態を維持することが有効です。
WordPressのマルウェア感染でお困りの方へ
救急WEBでは、WordPressのマルウェア駆除、不正ファイルやサイト改ざんの調査・復旧、不正リダイレクトや不正インデックスへの対応、WordPress・プラグインの脆弱性確認などを行っています。
不審なファイルが見つかった場合や、検索結果に意図しないページが登録されている場合など、WordPressサイトのセキュリティに関する調査・復旧に対応しています。
